仁徳天皇 百舌鳥耳原中野陵(大阪府)

古墳時代

仁徳天皇陵古墳/大仙陵古墳(宮内庁)

百舌鳥古墳群のひとつです

私がふたたび考古の世界に引き戻されたのは

たまたま出先で、ナビに映った大きなカギ穴の形

それがまさしく仁徳天皇陵だった

遠いむかしに習った、社会科で古墳の存在を知り

なぜか興味をもったことを思い出す

その当時、近所にあった古墳を自転車で巡ってみたが

自分が思い描いた古墳より、とても小さな円墳で

期待外れに終わったため、次第に忘れていた

それに子供の頃はどちらかというと海外の文明

エジプトとかメソポタミア文明に興味を持った覚えがある

実際に見た巨大な前方後円墳、仁徳天皇陵は違った

大きさは規格外で、一目見たときは森

でも、なぜか惹かれるものがそこにあり

機会を作っては、なんどもなんども訪れた

堺市役所の展望ロビーから見たり

ぐるっと遊歩道を全周(2.7km)したり

本当に形を確認したいなら、空から見るのがよさそう

遥か昔の古代人たちがあの墳丘と周濠を

一体どれだけの時間と労力をかけて作ったものか

ブルトーザーやショベルカーもない時代にどうやって?

想像するだけで、けた外れの凄さというのが伝わってくる

1985年に実施された大林組のプロジェクトチームの試算によれば、工期は15年8か月、延べ作業員は680万7000人だったという

古代史の真実を研究する会 世界が驚愕する!封印された日本の古代史 宝島社

2024年9月26日 第1刷発行 P63より引用

大仙公園にある堺市博物館を訪れたり

百舌鳥古墳群を見て回ったり

古墳群を盛り上げてるお店を巡ったり

古代史を趣味としてきっかけをくれた

わたしにとっての聖地です

2019.7 ユネスコ世界遺産に登録されています

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